またまた女の話です。
定期的にこの話題が出て恐縮ですが(笑)、ビジネスの話の次に質問を受けることが多いのがこの話題なんですよね。
僕は女の子をデートに誘う時、「念のためにパスポートを持ってきて」と言っています。時々、まあ、半年に一回ぐらいなんですけど、思いついてそのまま海外旅行に行っちゃう癖があるんですよね。
もともと旅行が好きで、ドライブのつもりがそのまま温泉に行っちゃった、とか。あと、夜の空港が好きで。夜の空港ってライトが綺麗なんですよね。離陸する飛行機を見るのもけっこうロマンチックだし。羽田空港を見にドライブに行って、初デートの子とかだったらそのまま帰ることが多いんですけど、たまに発作がでちゃう(笑)。
「飛行機いいな。沖縄行きたいな」
「いいね。私も行きたーい」
「あ、行こうか。これから。明日仕事ある?」
「え? ないけど……」
こういう流れから沖縄に行っちゃったことが三回ぐらいあります。
で、その癖がいつの間にかエスカレートして、最近は「沖縄」が「グアム」とか「ハワイ」とか「プーケット」とかになっていってる。どうも、根が熱いのか、あったかいところに行きたがるみたいです……。
それで常々反省していたんですが、最近聞いたところによると、これが結構女の子たちには好評みたいです。この人と遊びに行くとどこに連れていかれるかわからない! というスリルと、リゾート地のゆったりしたイメージが、良い感じにアンバランスでいいみたいでね。
基本的に人間の魅力というのは、どれだけふり幅があるか、どれだけ矛盾するイメージを持つことができるかにかかっています。
ギャップ、ですね。
気楽なドライブだと思って安心していたのに、気が付いたら飛行機に乗っている。もちろん、合意の上ですが。
こういう予想外の展開に出くわすと、不安になりますよね。不安な時は傍にいる人を頼りたくなります。
という訳で、隣に座った僕のことが実際以上に頼りになる男に見える、という……。
べたなようですが、突然の長距離旅行はお勧めです。
それも、出来るだけ、最初と最後で移動手段を変えるといい。電車で始まったなら最後は船とか。散歩をしていたなら途中でタクシーを使うとか。簡単なところからでいいと思いますが、僕的には車から飛行機、というのがダイナミックでおすすめです。